1票の格差1票の格差 人よりも牛の方が圧倒的に多い酪農の町、中標津、 広大で牧歌的な風景を分断し、高速のような広く真っ直ぐな道路が走り、 これをムネオロードと通称する。 牛やキツネにも選挙権を与えているに等しい1票の格差に悪乗りする ムネオは2005.9.11復活を果した。 1票の格差は 2001年参院選で東京/島根 5.06倍、東京/北海道 4.72倍であった。 米国上院は各州に定数2が配分され1票の格差は10倍を超えるが、 参議院も地方代表的性格を持つ。 北海道はアイヌ民族専用の議席枠を割当てよという主張もある。 都会に出てしんどい思いをするよりも、 利益誘導してくれる政治家に仕事をもらう方が楽だろうが、 官依存する選挙民と経済合理性を無視する議員がもたれ合っている図は情け無い。 北海道で小泉旋風が吹かなかったのは、 小泉「改革」が地方(北海道)切捨てだからであり、 2005.9.11の選挙でムネオが当選した理由は、 冷え切っている北海道経済の景気回復と雇用の確保を全面に押し出した事である。 過去に公共事業をもってきた実績があるので今回も期待した道民も多かったろうが、 昔のように公共事業を取ってきて利益誘導などとは言っておらず、 官依存から脱却して、北海道独自の経済自立を図ろうと言う。 |